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これだけ!世界史

古代エジプト

 エジプトは、古王国、中王国、新王国という3つの王国が古代に誕生しました。それぞれの王国の特徴をしっかりと覚えておくようにしましょう。

エジプト
エジプト

 エジプトでは、ナイル川を中心に灌漑農業が行われました。エジプトでも、灌漑農業を計画的に行うために、数学や暦が発達しました。
 エジプトでは、太陽暦が使用されました。太陽暦は、太陽の動きをもとにつくられた暦です。現在の暦も太陽暦です。

 また、エジプトでも記録を行うために、文字が使用されました。エジプトでは、ヒエログリフ(神聖文字)が使用されました。ヒエログリフは、シャンポリオンが解読しました。シャンポリオンは、ロゼッタストーンという石碑によってヒエログリフを解読しました。

ヒエログリフ
العربية: حسني بن باركEnglish: Hosni bin Park, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
ヒエログリフ

 エジプトでは、最初にノモスという小国家が分立していましたが、メネス王によってエジプトが統一されました。そして、古王国が誕生しました。また、エジプトでの国王のことは、ファラオといいます。古王国は、ナイル川下流域(海に近い方)の、メンフィスを都にしました。また、メンフィスのすぐ近くのギザのピラミッドは非常に重要です。特に、クフ王によるピラミッドが最大のものです。

 古王国のあとに誕生したのが、中王国です。中王国は、ナイル川中流の、メンフィスを都にしました。中王国は、異民族であるヒクソスの侵入により滅亡しました。

 ヒクソスを撃退し、再びエジプトを統一したのが新王国です。
 新王国では、アメンホテプ4世が非常に重要になります。アメンホテプ4世は、テーベからテル=エル=アマルナに遷都しました。ただ、彼の死後に都はテーベに戻ったので、そこは注意しておきましょう。また、アメンホテプ4世はアトン神の信仰を行い、自らをイクナートンと名乗りました。
 また、アメンホテプ4世のときには、アマルナ美術が栄え、写実的な作品が多く生み出されました。

アマルナ美術

Egyptian Museum, Public domain, via Wikimedia Commons
アマルナ美術

 その後、新王国は滅亡し、メソポタミアと同様にアッシリアやアケメネス朝の支配をうけることになります。

確認問題

波線部を、PCであればカーソルを合わせる、スマートフォンであればタップすることで答えが表示されます。

  1. 太陽暦は、太陽の動きをもとに作成された暦である。
  2. アマルナ美術は、写実的な作風で知られている。