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これだけ!世界史
近世東アジア
ここでは、近世における、中国以外の東アジア地域について学びます。それぞれの地域の歴史を整理して覚えるようにしましょう。
チベットでは、古くからチベット仏教が信仰されていました。ただし、チベット仏教はもともとは呪術的な要素が強かったことから、ツォンカパという人物の改革により仏教的な側面が強調されました。また、ツォンカパを中心としたチベット仏教の宗派を黄帽派と呼びます。
また、チベット仏教の最高指導者をダライ=ラマといい、ポタラ宮殿に居住していました。
- Xiquinho, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
- ポタラ宮殿
朝鮮では、明の時代に朝鮮王朝が誕生しました。朝鮮王朝は、李成桂が高麗を倒したことで朝鮮半島一帯を支配しました。都は漢城(現在のソウル)におかれました。
また、朱子学がこの時代に朝鮮や日本にも伝わりました。さらに、朝鮮では両班(ヤンパン)と呼ばれる特権階級が誕生しました。金属活字もこの時代に発達しました。世宗のときには訓民正音(ハングル)が誕生しました。
ただし、常に朝鮮が平和だったわけではなく、二度豊臣秀吉による朝鮮出兵が行われましたが、李舜臣の亀甲船を用いた抵抗などが功を奏し、日本軍の撃退に成功しました。
- Dmthoth, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
- 漢城
確認問題
波線部を、PCであればカーソルを合わせる、スマートフォンであればタップすることで答えが表示されます。
- ダライ=ラマはチベット仏教の最高指導者である。
- 朝鮮王朝は高麗を倒し朝鮮半島一帯を支配した。