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これだけ!世界史
産業革命
ここでは産業革命を扱います。産業革命は覚える事柄が多く、文化史に近いため、知識を整理して覚えられるようにしましょう。
産業革命はイギリスで始まり、世界中の産業を発達させました。具体的にはジョン=ケイが飛び杼を開発し、織布(布を作ること)の時間を短縮することができたことから産業革命が始まりました。次に、糸を作る道具である紡績機の改良が行われます。ハーグリーヴズが多軸紡績機、アークライトが水力紡績機、クロンプトンがミュール紡績機を発明しました。織布能力についてもカートライトが力織機を発明したことでさらに向上しました。
さらに、その後蒸気機関が開発され、ワットが蒸気期間を改良したことで、さまざまな領域で蒸気機関が使用されることになります。例えば、スティーブンソンは蒸気機関車を、アメリカのフルトンは蒸気船を発明しました。
- Textile Mercury newspaper 1892 Issue 158, Public domain, via Wikimedia Commons
- 力織機
次に、産業革命によって社会にどのような影響が及ぼされたのか、という点を見ていきたいと思います。まず、産業革命によって人口が都市に集中しました。特に、リヴァプールは貿易港として発展しました。一方で、産業革命によって製造業の機械化が進み、熟練労働者が必要なくなります。失業した熟練労働者たちによってラダイド運動という機械打ち壊し運動が発生しました。
- Contains Ordnance Survey data © Crown copyright and database right, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
- リヴァプール
産業革命は各国に普及します。真っ先に産業革命が伝播したのはフランスで、その後ドイツやアメリカでも産業革命が起こりました。後期には日本やロシアにも産業革命が伝わりました。
確認問題
波線部を、PCであればカーソルを合わせる、スマートフォンであればタップすることで答えが表示されます。
- ワットが蒸気機関を改良した。
- 産業革命によって人口が都市に集中した。